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終わり、じゃない、そう思いたい
きっとこれが最後。
啄むようなキスから甘く深いキス、戸惑いながらも受け入れてくれる。
「………いきなり……」
口を離す、お互いの唾液が口を伝うので舌でなめとった。
「明日、プラントに」
「ああ、そうだったな」
戦後、僕はプラントに行く事になった。ザフトに入隊して、これからの混乱を治める為に。
でも彼は行かない。
行けない。
「ね、駄目かな?」
「明日疲れるんじゃないか?」
「体力には自信あるよ?これでもパイロットだからね」
「あんまり関係ない気がするけど」
「アスラン、ダメ?」
彼が行為を余り好きじゃない事は知っている。いつも押し切るのは僕の方。結局は「仕方がないな」と僕を受け入れてくれる。
「まったく、仕方ないな、キラは」
「ごめんね、でも……多分最後になるかも………しれないから」
これから何が起きるかわからない。いつ、誰が死んでもおかしくない。本当の平和はまだ訪れていないのだから。
それに、会う時間もきっと少ない。
「最後なんて、言うなよ。死ぬみたいじゃないか」
「……でも、僕なりの決心。次があるなら次も欲しいよ」
「その時の……気分によっては、まあ、好きにしていい、だからそんな顔するなよ」
真っ赤に照れて、それでも強い光を持つ翡翠は僕を見つめている。
最後、て思わなくてもいい?
君はこれからも僕を受け入れてくれるの?
「キラ、頑張れよ」
「アスランこそ、無理して、また大怪我するなんてこと駄目だからね」
「リョーカイ」
また軽くキス、そしてゆっくりと押し倒した。ああ、好きだなと思いながら。
きっとこれが最後。
なんて事、ありませんように。
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