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月日がたてばそれは過去となる。
けれど、過去は捨てるものでもなければ。
「忘れるものでも…ない、そうだよな」
ちょうど一年が経つのだろうか、この場所はまた白銀に覆われている。
空からは氷の結晶が降り注ぎ、まるであの日と同じだった。
違うのは自分だけ、あの頃の幼い自分はもういない。
「会いに来たよ」
それは約束。きっとまた会えるという。もう叶う事は無い事でも。
守ると言った、自分は…彼女を。
でも彼女を守れなかった、だから約束だけでも守りたかったんだ。
「そうだ、返事…まだだったよな」
「俺も好きだよ、ステラ」
この深くて冷たい青い世界にいる君に届くだろうか。
一人は寂しくないだろうか。
あの【お兄さん】達に会えたのだろうか。
目から溢れる滴は雪のせいにするのも悪くない。
内から広がる憎悪と嘆きも全て、洗い流そう。
「おやすみ、ステラ。優しい夢を」
振り向く事も臆病で、青い世界に背を向ける。
「またね、シン」
「……ステラ?」
風の音だけが、響き渡る。
見上げる星はあの娘の髪のように綺麗だった。星ーStellaー
君は僕の星。
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