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ガブモンは悩んでいた。
ガブモン自身の悩みというのではなく、どちらかと言うとそのパートナーの悩みと言えばいいのか。
「………」
パートナーのヤマトはただ無言のまま、前を見据えている。
険しかったり淋しそうだったり。
原因はヤマトの前にいる人物達。
光子郎と太一だ。
まあヤマトにとって太一はきっと初めての親友。
だが、みんながデジタルワールドに来た時はほぼ太一は光子郎の傍にいる。
ガブモンから見ればヤマトはそれに妬いていると考えられた。
だからといってガブモンには何も出来ない。太一に「ヤマトが妬くからヤマトの傍にいてあげて!」なんて言えないし、言えば太一もヤマト自身も混乱するだろう。
喧嘩になるのも嫌だ。
「あーどうすれば」
「何がどうすればなの?」
振り向けばアグモンが無邪気な笑顔で立っていた。
俺もいっそ無邪気な脳天気なキャラになりたい、とガブモンは切実に思う。
「……なぁ、太一ってさ…いつも光子郎と一緒だよな…」
「うん!コーシローはタイチよりちっちゃいから!」
アグモンなら言ってもいいかな、って思って、言ってみたら、ん?となる言葉がかえって来た。というか今なんて言った?アグモンさん。
「太一と光子郎ってよく一緒にいるよな」
「うん!だってコーシローはタイチより背が低いんだ!だから自分の小ささが目立たなくていいんだって!」
あーつまり、太一は光子郎と一緒にいる事により、己の身長コンプレックスを抑えている。
これはヤマトに言っていいのか悪いのか、ガブモンはまた悩むしかなかった。
「変だよね~、タイチは十分おっきいのに」
「俺達から見れば……ね」
ああどうしよう。
それは解決できない悩み
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