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「サッカー選手のキックは空手よりも強烈らしい」
「何が言いたいんです?」
「君の足はいかほどの物かと」
人は変わるものだ。
例えばタケル。
声変わりもし、随分と大人っぽくなった。
ヤマト、髪を伸ばしモテモテなバンドマン。野球はどうしたんだよ。
空、サッカーを止めて何だか女の子らしくなった(言ったら怒られた)
光子郎、知りたがり願望が酷なった。
ミミちゃん、髪…変えすぎだよ。
ヒカリ、昔よりも元気がいっぱいで正直言うともう自分は必要じゃないんだなって思うぐらいだ。
みんな変わった。あの冒険から。
大人になったって思う。
どうせ俺は変わらないけど。
「だからってまさかなぁ……」
遼はもう人が変わったようにしか思えない。いやまあ、仕方ないのかもしれない。が……何?この爽やかさはっ!!
一体何があったんだ!?
記憶の中の遼はもうちょっと頼りないような……そんなのだった。
「おーい、一人の世界に行ってるよ?」
「遼のせいだ。くそっ、しかも身長差も変わってねぇし…」
「駄目だ。太一ワールドに入っちゃってんな、こりゃ」
「ちきしょー!」
バコンっ!と音がした。俺が道路の柵を蹴ったからだ。
柵には悪いが八つ当たりさせてくれ。
「……って、おい!なんか曲がってない?太一!これ曲がってるって!なんかミシミシいってるしっ!」
「どうせ俺は根性曲がってるよ!」
「いや、寧ろおまえは真っ直ぐ過ぎだ。じゃなくて曲がってんのは柵だ、これじゃぁ器物破損だって」
「遼が悪いんだ。チキショー!」
バキッと良い音がした。なんとすがすがしい気分になるのだろうか。ストレス発散、ネネちゃんがウサギを殴る気持ちがわかる気がする。
「って折れてね?折れてるって」
「知るか、バカ遼」
随分とかっこよく帰って来た遼。
なんか知らない内にいろいろと口説かれては恋人になってた。
それは本間にいつの間にかだ。
その爽やかはどこから来るのだろうか。
そしてそんな爽やかバカ男に押しに押されてしまった俺はどれだけバカだろうか。
「たく。サッカー選手は怖いねぇー」
「って何で腕掴んでんだよ……」
「逃げるしかないっしょ。器物損壊罪で罰金はゴメンだよ、バカ太一君」
「バカリョーのせいだ。おまえが俺よりカッコイイからだ」
「バカ太一は俺より数倍可愛い。これでおあいこだな」
「蹴られたいか?」
「生憎、Mじゃないから。寧ろ…」
「えむ?」
「なんでもないよ、つかまだ知らなくていい、俺の可愛い子猫ちゃん」
「鳥肌が立つからやめんかいっ!!」
「ぐぇっ」
本気で蹴るつもりは……なかったんだ。これは遼が悪い。
結局は惚れている僕
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